2016年04月17日

PROMISE/無極』

日本の真田広之、韓国のチャン・ドンゴン、そして香港のセシリア・チャン、ニコラス・ツェーというアジアのスター勢ぞろいの陳凱歌監督作品の最新作. 美しい映像と御伽噺のような予告編に膨らんだ期待はやっぱり見事にしぼんでしまいました. もはやこの監督、『さらば、わが愛/覇王別姫』だけしか代表作がない監督に成り下がってしまいました. ストーリーは美しき傾城を巡る将軍・光明、奴隷の昆崙、美しき刺客っぽい無歓の3人の男の愛と友情の物語. 映像やアクションは『HERO-英雄-』に似ていて、ストーリーは『グリーン・デスティニー』のようでした. つまりは常にどこかで見たことのある感じが拭えないんですよね. 一応、陳凱歌、張芸謀、李安の中では一番古株が陳凱歌監督なんですから、後輩の作品を真似たらダメですよね. 多分陳凱歌監督も西洋人向けの"東洋の神秘"を描こうとしたのだと思いますが、やはりアカデミー外国語映画賞候補になった張芸謀監督の『HERO-英雄-』や同じく外国語映画賞をこちらは受賞した李安監督の『グリーン・ディスティニー』ほどの面白みがない分、映画好き、特にアジア映画を見慣れている人にとっては、さほど伏線も効いておらず、重みもないこの作品は物足りないと思います. そんなことだからでしょうか、この映画も本年度ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネート止まりになってしまっているんですよね~. まぁストーリーに関してはとりあえず頑張れば見れます. ただその代わりに映像についてモノ申したいです. この映画は確かに色鮮やかで綺麗な映像です. 真田広之の軍勢の深紅の鮮やかさ、ニコラス・ツェーの衣装の純白、リュウ・イェ演じる鬼狼の黒衣、どれも素晴らしいです. ただ『HERO-英雄-』と比べても、衣装の色、映像の美しさともに作られた感が非常に漂ってくるんですよね. 分かりやすく言うと、衣装は手作りというより綺麗な既製品、映像はCG絵画みたいということです. 『HERO-英雄-』や『グリーン・デスティニー』にあった自然の美しさがこの映画にはないんですよね. それが少々寂しいのですよ. 個人的には『エイリアン4』で失敗し、ハリウッドに嫌気が差したジャン・ピエール・ジュネが本国フランスに帰り、『アメリ』で大復活したように、『キリング・ミー・ソフトリー』で失敗した陳凱歌監督が母国中国で再出発してくれるのかと少々ながらも期待してのですが、観終わった感想は全体的に「今の陳凱歌なら、こんなモンかな~」でした. ナイキエアマックス 【ブログシティ】田村ゆかりさんと堀江由衣さんのコメントも やはり張芸謀監督が『HERO-英雄-』の始皇帝が登場するシーンを『始皇帝暗殺』で使ったセットで撮ったら、みんながみんな『HERO-英雄-』を評価したことが心の傷になったのでしょうか? 深夜らじお@の映画館 は陳凱歌監督にも優しくなろうと思います.
posted by AoyamaMiho at 22:32| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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